CONSCIENCEが考える、社会へのMissionとは

CONSCIENCEは創業から「何をするかより、誰とするか」「常に志め(たのしめ)」という働く人にフォーカスをあて「仕事を楽しめる」「目的意識を持てる」「自分自身の自己実現をする」「夢をかなえる」などいわば内向きのメッセージを中心に掲げながら経営をしてきており、結果としても多くの若者の夢をかなえる場所としてこれまで成長してきました。
その一方で、
じゃあそんなCONSCIENCEは社会に対してどのような意味を持っているのか?
自分たちのことだけ考えている会社なのか?
そう捉えられることもあるかもしれません。本日はそんな考えにお答えすべく当社の意味、意義について会社成長および事業を通じて社会にどのような価値を生み出していきたいのかというポイントをMission、Visionと絡めながら解説していけたらと思います。
Contents
CONSCIENCEのMission
「知と動のシナジーで、人と企業に勝ち筋を」
まずこれは、当社の強みである知(戦略性)と動(実行力)を通じて、クライアント企業に対して“事業の勝ち筋”を提供していく。というMission (存在意義)を掲げています。「企業の手助け」と安直にとらえることもできますが日本社会の課題や現状について考えながら紐解いていきます。
我々の事業が解決する社会課題は大きく3つに分けられます。
① 労働力不足の解消/クライアントビジネスの成長
一つ目は、「日本社会」および、「企業」への貢献です。
日本社会で最も深刻かつこれからも進行していく課題「労働力不足」。聞き馴染みがある方も多いかもしれませんが少子高齢化など様々な問題が絡み、働き手の不足、ひいては企業成長の鈍化、成長機会の損失など日本社会全体に関わる深刻な課題です。
世の中には多くのサービス、事業が存在します。数百万社と企業はあるわけなので、1社あたり1事業と考えるだけでも国内事業数は数百事業あることになります。そしてそれら一つ一つの事業はなにかしらの社会貢献へとつながっていたり創業社長の方であればより深くそのサービスへの想いや意義をもって経営されています。しかしながらどんなに思いがあったり、このサービスが意味あるものだ!と願いに願ったとしても資本主義社会である日本においては、その事業の戦略性と実行力がなければ広がるはずのサービスも広げる事ができません。課題と紐づく部分で行くと、労働力がなければ実現したい社会は実現できないということ。
ーー「事業、サービスのアイデアがあるのに実現ができない」
ーー「素晴らしい事業なのに労働力が足枷となり成長できない」
このように企業として、労働力不足などを起因とした悩みをもった企業は少なくありません。これらの課題に対して当社はノウハウ提供だけでなく“労働力”という部分でもクライアントと一蓮托生でクライアントビジネスに直接的に変化を生み出します。実際にそれらの支援の結果、小さなビジネスから始まったものを数年で業界のリーディングカンパニーに近しいところまで共創してきた事例もいくつかあります。当社の支援の結果が、クライアントだけでなくめぐりめぐって社会にも大きな貢献につながりますので、今後もその課題認識をもって事業展開につなげていけたらと考えています。
② サービスの普及した先のエンドユーザーの課題解決
二つ目はクライアントへの貢献ではなく、「エンドユーザー」への貢献です。
当社はクライアントのビジネス共創支援を行っていますので、クライアントのお客様(エンドユーザー)にも直接的に関わります。例えば、弁護士事務所をご支援するとなった際は、弁護士事務所様そのもののご支援だけでなく、弁護士事務所のお客様でもある日本国民皆さん(エンドユーザー)と私たちがかかわる可能性もあり、その人々への貢献にもつながるということです。
このようにして当社は「クライアントのエンドユーザー」まで貢献範囲が単純に広がっており、また業界は様々あることから当社は非常に多くの人へなにかしらの責任を負っているということです。
ーー「いいサービスなのに世に広がらない」
ーー「このサービスを普及することで助けられる人がいるのに」
ーー「このサービスが広がるとこの人たちのきっかけを作ることになるのに」
再三になりますがこのようにして、良いビジネスが必ずしも世に広がるとは限りません。サービスを生み出す力と、サービスを広げる力は別ものですので、届くべき人に届けられない事がビジネスの世界ではよくあります。そしてそのビジネスの先では多くの人が悩みを抱えています。悩みの大小はあれど我々が共創するビジネスは多くの人の可能性を広げるビジネスばかりですので、当社で仕事をするということは企業を支援するだけでなくこのエンドユーザーのことを誰よりも理解する必要があり、その課題認識、解決に導く力が結果としてクライアントの事業成長につながると解釈する必要があります。
少し話はそれますが当社はただ短期的な支援を単発的にするビジネスモデルではないため、クライアントと深く関わり、今現在、業界のリーディングカンパニー(ビジネス)を共創しているビジネスモデルの関係上、当社が社会に対して与える影響力も年々大きくなっているといます。これは限りなく多くのエンドユーザー(このBLOGを見ているあなたもその一人かもしれません)に向けての価値創出をするという責任を果たしてるということとイコールであり、これからもその範囲はさらに広がっていくということも全社として意識して価値をお届けしていけたらと考えています。
③ 勝ち筋創出力不足の解消/人材輩出
最後は企業と、社会の課題解決です。
先述したことにも繋がりますが、意義あるサービスを保持、事業展開していたとしても、その事業を伸ばす力があるかどうかは別の話です。
言い換えると世の中には勝ち抜ける企業と、そうではない企業があるということです。「勝ち抜ける企業」でなければ働き手目線で行くと自身キャリアアップ、成長、経験などあらゆる面において弊害になりえます。余談ですが、ぜひ会社探しをしている人は事業やビジネスのすばらしさ、壮大さなどだけでなく、この「勝ち筋創出力があるかどうか」という観点はぜひ軸にしていくとよいと思います。
ではなぜこのような勝ち筋創出できる企業とそうではない企業があるのか。
要因は様々あるかと思いますが、大きくは日本的な社会背景と企業風土(経営力)があると考えられます。
まずVUCA時代と呼ばれる社会となっていますが、一昔前まで日本社会は勝ち筋遵守の時代、いわば、モノを作れば売れる、会社や社員も「言われたことをしっかりこなせる企業、会社が勝ち抜く事」が求められた時代がありました。言い換えると高度経済成長期で、そこまで考えなくても日本全体が成長しており、企業も伸びていた、バブルの時代です。
しかし近年の終身雇用の終焉や、働き方の多様化などニュースでも見る人が多いと思いますがキャリアや会社の在り方はここ数年で大きく変容しています。そのなかで顕在化してきたのがこの「勝ち抜ける企業とそうでない企業の二極化」であり、勝ち抜くためには変化に対応して、同じやり方に固執せずに挑戦し続ける、いわば現代は勝ち筋創出の時代とも言われています。
そして企業風土とも絡みますが、一昔前に成功体験を得た企業かつこの時代の変化を察知できない、挑戦を辞めてしまうと「昔から言われたことをやってきた、今も昔のやり方でやり続ける」企業様もまだまだ少なくありません。時代は変わっているのにやり方は変わらない、これこそまさしく勝ち筋を作るどころか“昔の勝ち筋を遵守”している状態です。先述した通りやはり時代の変化を察知して、これまでのやり方に固執しない、変化し続けられる企業・人こそが「勝ち筋創出力があり、勝ち続けられる企業」になりえます。
前段が長くなりましたが、要は今社会に提供すべき価値は
①勝ち筋創出できるように企業様のご支援をすること
②勝ち筋創出できる人材をより多く育成し社会に輩出すること
の二点です。
①についてはこれまでも解説した企業支援のなかで実現していくことを指します。
そしてそのためには②が必要。ここまでは当然のことだと思います。ただ、ここで重要なのは自社で働く事だけを前提にした人材育成ではないということです。「輩出」と書いた通り、当社は仮に当社を辞めたとしても別の場所で日本社会、また様々な企業・人に価値提供できる人材を育成していきたいと考えています。
よく会社内で「仲間」なんて言葉をよく使いますが、当社で一生働かない人ももちろんいると思います。ただ仲間になったからには一人一人の人生がよりよくなること。を前提に育成、人と関わっている企業ですので、「仮にうちを辞めたとしても、これでいいのか」をもとにコミュニケーションをとることが当社のリーダー陣は多々あります。
いいかえるとおせっかいな人が多いという会社の社風になるかと思いますが、この人と向き合っていくということが、今の社会に対しての価値になるとも考えています。
当社を辞めることは確かに短期的には利益などの減少につながる事になるかもしれませんが、「CONSCIENCEでの仕事があったから今がある」と仮に辞めた人に思ってもらうことができ、かつその人がその仕事の基準があったからこそ次のステージで高いレベルで価値提供できるようになっていれば、それは中長期的にCONSCIENCEの価値が社会に届くことを意味します。
実際に当社出身者で独立、さらに企業成長を続けている人や転職して活躍している(ついでにCONSCIENCEが1社目でよかったなど)の声もよくいただきます。
直接的ではないにせよ、会社が存在する限りどこの会社にも人材は必ず存在します。だからこそこの間接的な社会への価値創出はこれからも意識していけたらと考えています。
CONSCIENCEのVision
「人で日本一のベンチャーへ」
さて、ここまでCONSCIENCEの事業が及ぼす影響や解決する課題について解説してきました。
要は、ただ企業の課題解決をするだけではなく、その課題解決の目的はサービス、プロダクトのエンドユーザー、そして全ステークホルダーに繋がります。そして業界のリーディングカンパニーを創出、人材輩出するからこそ、さらに大きな影響を及ぼす貢献こそがCONSCIENCEのMission(存在意義)ということです。
そして「人で日本一のベンチャーへ」というVisionがMissionとどう結びつくのか。
まず「人で日本一のベンチャーへ」というものを分解すると以下の5つと定義しています。
ーー日本一、人のために行動できる会社であること【貢献精神】
ーー日本一、人がまとまると強い会社であること【チーム】
ーー日本一、人で勝負できる会社であること【営業力×人間力】
ーー日本一、人が成長できる会社であること【やりがい】
ーー日本一、人を応援できる会社であること【チャレンジ】
よく「人を大事にするから人で日本一」などと言っていただく事もありますが、実は複数の意味があります。
この5つをみればもうお分かりかもしれませんが、ただ人を大事にするだけでなく人を育てること、そして価値を提供すること、また組織全体としてもチーム意識を大事にする事で個人ではなく組織で戦える組織にしていくことなども含まれています。まとめるとクライアント、社会に価値提供する手前、自分たちがその勝ち筋創出力、組織力を体現する事が重要だと考えています。
例えば、「勝ち筋創出できる人材」をどの企業よりも輩出する事ができればおのずと「CONSCIENCEは優秀な組織」「CONSCIENCE出身者は仕事を任せたくなる人が多い」という声が広がります。このようにして「CONSCIENCEは成長できる企業」という面で、客観的評価をえれます。上の5つで言うと【やりがい】の部分です。この客観的評価を5つの項目で周囲から言われるようになること、それが「人で日本一」の達成だと意味すると思っています。
ですのでそのためにも、Missionでもある“勝ち筋創出”そしてただ成果や勝ち筋だけを求める集団ではなくチームや人間力など、一緒に仕事がしたくなるような人間性をもった集団になることが、本当の意味でクライアント企業にも良い影響を波及ということです。
改めてまとめるとVisionとは自分たち向かいの目的と捉えられがちですが、あくまでMissionに向けての手段であり、いかに社会、企業に貢献していけるかどうかという前提のもと掲げているものという事です。
社内の人材育成を取りまとめる富樫専務の記事はこちら
最後に
いかがだったでしょうか。少し煩雑な内容もありましたが、まとめると「冒頭に述べた内向きのメッセージは必ずしも内向きだけを見て掲げているものではない。」ということです。
我々がそもそも存在できるのは当社を求めてくださる社会、クライアント、またそのエンドユーザー様がいらっしゃるからで、そのクライアントへの期待に応えるために自社の社員としてCONSCIENCEを選んでくれた一人一人がいるからです。
ですので、自社をこうしていくという目標はもちながらも社会、クライアント、エンドユーザーにしっかりと貢献する、何か価値提供をすることで、自社の成長は勝手についてくるとも考えています。
一筋縄にはいかない企業成長ではありますがこれからも、そんな価値創出に向けて当社社員一人ひとりが、成長し仕事を楽しめる組織であり続けたいと思います。
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