Culture

組織、クライアントの未来を創る新設部門|20代事業部長が考える事業、仕事の未来とは?

「新規事業開発部」は2024年11月に新設された事業部です。名前の通り、新規事業に連続的に取り組み、0から創り上げた事業を1~100に伸ばす事が社内的な大きなミッションです。そんな会社の未来を創り上げる新規事業開発部にて20代で事業部長を務める守屋さんに事業部としてのミッションや、事業部長になるまでの仕事の考え方について取材しました。

Profile

守屋(Moriya) 新規事業開発部 部長

大学卒業後、CONSCIENCEへ新卒入社。入社後から採用コンサルティング部門の立上に抜擢され、2年目にはエージェント事業の立上なども経験。現在は2024年11月より新設された新規事業開発部の事業部長として従事している。

会社の中長期的成長を目的とした事業創りのプロフェッショナル組織

ーまず、新設部門ということで新規事業開発部のミッションについて教えてください

はい。新規事業開発部では、会社の中長期未来を見据えて新たな主軸事業を作ること、そして支援するクライアント事業の事業成功を目的として活動しています。

現在当社はパラリーガル事業やメディカル事業、人材事業など主軸として売上を上げる部門はあるものの、5年後10年後を見据えた時にはこれらの事業だけで経営するとなると今以上の成長スピードはなくなってしまいます。そのためにも新規事業に一つでも多く着手し、中長期的に成長可能性のある事業を見定め、新規事業を主軸事業に成長させるというサイクルをより短期間で実現させていかなくてはいけませんので、そのプロフェッショナル組織となること、一人ひとりがプロフェッショナル人材になっていくことを大きな目的としています。

会社の未来を見据えたときの経営課題としてはこの事業造り上げられると思っていますが、その新規事業の開発に専門で注力する部門はこれまで社内になかったため、今回新設された背景にもつながります。

ーありがとうございます。事業部長として任命された経緯についても教えてください

もともと自分は採用のコンサルティングをしていたのですが、そのときから採用の枠に収まらず企業様の営業支援の部分も開拓していましたので、そこが大きいと思います。

人事コンサルティングをしながらも20%くらいは新規事業開発部の役割を担っていたので、それをより専門的にしてやっていこう。と会社としてもアクセルを踏むタイミングが来たイメージです。

本当の意味でクライアント目線と未来を捉えた事業創り

ー業務兼任から抜擢に至ったんですね。それでは具体的な仕事内容を教えてください

事業部としての業務は主に【協業企業の新規開拓】【役務提供】の大きく二点あります。

まず、協業企業の新規開拓についてですが、言葉の通りそもそもコンサルティング提供するにあたって電話やSNS、交流会などで繋がった方とお打合せを行い、そもそもCONSCIENCEがどのような支援ができるかを検討し契約までつなげていく役割です。事業会社と異なり、様々な業界、企業様と我々は協業という形で手を組ませていただいて、「事業創りの共創」をテーマとしています。そのためにも、我々のリソースをただ売る、モノを売るなどをする業務ではなく、どのように手を組めば双方が良い方向になるか。様々な企業様と協議させていただいています。

二つ目の役務提供の部分に関しては、契約後の実際のコンサルティングサービスの提供部分です。この業務内容については企業様によってはフィールドセールスが足らない、アポイントメントを取っていくためのリソースが足らないなど課題は企業ごとに異なりますので、新規開拓で接点をもった企業様ごとに協議させていただいたうえで決定したサービスの提供を行います。よって、セールスの役務提供中心のアポイントメント提供を主とする支援もあれば、そもそもクライアントの事業そのもののPMポジションに課題がある場合は、全体の管理運営業務も支援させていただくこともあります。

ーそんな中での業務のおもしろさ、難しさはどのように感じていますか。

業務の面白さで行くと、クライアントと一緒に事業を大きくしていくという部分です。

当社は一般的にいう営業代行企業ではないので「変わりに営業をします」だけではないんですね。【事業を共創】という言葉の通り、自分たちの役務提供がクライアントの売上に繋がる、結果としてクライアント企業の経営的な課題の解決に繋がる事が実感できることです。売上的な観点だけでなく、企業ごとに思想や、ビジョンは様々ありますので事業の発展がそれらに繋がる瞬間にも立ち会えることは大きなやりがいだと思います。

だからこその難しさに繋がるのですが、一般的な企業と異なり一蓮托生でご支援していくからこそ、契約までの期間(リードタイム)は一般的な商材よりも長かったり、そもそもそこを求めている企業様を新規で探すのも大変さはあります。ただ当社はクライアントと単発だけの繋がりではなく、“1社1社と長く太く”プロジェクトを進行していくことを目指し、関係性の深さを大事にしているからこそ他社では得られないような事業共創の体験や、業務内での学びに繋がることが日々連続しているように感じます。

ー質を求めているからこそ業務難易度が上がるということですね。なぜそこまで質にこだわるのでしょうか?

ビジネス的な観点もあるかと思いますが、そうする方が当社にとってもクライアントにとっても求めている結果になりやすいからです。

例えば、薄く多くの企業と関わることもやろうと思えばできますし、実際にその方が売上が上がるということもあるかもしれません。

しかしそれはどちらかというと目先の利益に近く、自社だけ儲けよう。のようなスタンスも見え隠れしていると思うんです。大事な事は最初にお伝えした、中長期的な目線でCONSCIENCEの事業として成長すること、っそしてクライアントと自分たちがwin-winにならなければ事業として意味がありません。深く関わっていくということはその分難易度が上がり、また手間となることも発生することは事実です。ただその目先の楽、利益以上に長くクライアントと付き合っていく事が中長期な視点で大事ということです。

ー目先より先を見据えてたビジネスモデルという事ですね。実際に、“共創”実現のためにのためにやっている事などはありますか?

先ほどの話に繋がりますが、契約前の商談段階で自分達だけが利益を取るような提案は基本的にしないということは意識しています。中長期的な成功のためには一時的な我慢、“しゃがむ”と言ったりもしますが、クライアントビジネスのビジョンを理解しつつ、当社としてもその事業を今後どのように拡大していくのかという観点でしっかり絵を描いて、提案、コミュニケーションをしていく事が重要ですので、相手はどうしたらCONSCIENCEと一緒にやっていきたいのかという視点を意識してます。

また、もう一つ大事にしていることは、いい意味で対等さを保つ事です。

クライアントとは確かにビジネスの繋がりではあるものの、ただ物を売ったりするだけではなく、ビジネスの共創をしているわけなので「クライアント企業に自分が属している気持ち」で業務をするようにしています。ですので、クライアントが言うから絶対。という上下関係と認識する必要はないと思っていますし、実際にこうすればもっと事業が良くなるのではないかと思う事もありますので、ビジネスそのものに意見をさせていただくこともあります。クライアントが実現したい未来があって、サービス設計段階から入ることもありますがそんな時は特にしっかり意見をしていくことを大事にしています。

「しぶとくやり切れる」事が新たな仕事のチャレンジに繋がった

ー入社5年で事業部長となっており、会社からの信頼もあると思います。仕事で大切にしている考え方などがあれば教えてください

自分はこれまでなにかすごいことをした等は思っていなくて大事にしているのは【成果が出ない時でも、任された事は最後までやり切る】という事で、実際にこれまでの4年間でそこはできていたのではないかと自負しています。失敗したあとにチャンスが転がっている時なども実際にこれまであったのですが、そんな時も失敗を挽回するために自分が手を上げるなどしてしぶとくやり続けました

それが結果的に、“最後までやってくれる人”という風に客観的に思ってもらえた部分はあるのではないかなと思っています。

ー失敗やチャンスなど様々な経験のなかで経営陣から言われた事などがあれば教えてください。

はい。失敗も沢山してきたのですが、失敗に対してネガティブな反応、言葉をもらったことはないです。結果よりもそれに対してプロセスをやりきったか。100%だったかという姿勢の部分の方が問われる事は多かったですし、その姿勢をよく見られているなと感じています。

経営層でなくても入社1.2年目だったとしても役割が違うだけで、任された業務を達成していくことは誰でもできる事だと思います。実際にCONSCIENCEの経営陣は一緒に仕事をさせていただいて、「任された業務において達成していくことは当たり前だ」という基準で仕事をしていますし、常に新しい目標を経営陣が筆頭になって設定し、本当にその目標を達成し続ける姿勢を見てきましたので、自分自身もこれを当たりまえの基準にしていかないといけないと思いながら仕事をするようにしています。

ー最後に、事業部の今後について教えてください。

ミッションとしても新しい主軸事業を作る、支援するクライアントの事業成功です。ただそこに留まらず、社内の立ち位置としても「事業を0から1で創る」という新規事業開発部という名前の通りの役割を果たす共に、「1から100に事業を伸ばす」という事もトライしていきます。

基本的に当社の事業は0から1、1から100どちらかを担うということがセオリーになっていて、この両方を担っている部門は今のところありません。だからこそ、新規事業開発部では0から創ることもやれば1から100に事業をスケールさせることも取り組める、業務的にも仕事のやりがい的にも幅のある組織にしていきたいなと思います。

さあ、思考したのしむ、
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