ベンチャー企業はなぜ成長できるのか
ベンチャー企業=成長が早い
大手=成長が遅い
今回は「なぜ」ベンチャー企業は成長できるのか・・・
「新規事業できるよ!」
「裁量持たしてもらえるよ」と一般的に言われる表面上のキラキラしたものではなく、しっかりと事実をお伝えしていきますm(__)m
現実的ではありますが、表面的な情報に流されミスマッチを起こし転職を繰り返したり、様々な“びじねす”にとっかえひっかえ手を出すくらいなら本質的な事を【理解】をするのが当社に来てくれる人達およびこれから社会に出る学生さんの為だと思って書いていますのでご容赦ください。
↓本日の内容要約がコチラ↓
「資本主義」において株式会社は利益追求集団である事実があり、その利益追求の先に顧客課題解決・雇用・従業員・社会貢献などの還元がある。企業も人と同じで成長していきたい/多くの方へ還元するためには成長しなければいけない為、「成長期」にあたるベンチャー企業では「実力主義」を制度として敷いている事が多い。そんな実力主義で利益追求をする際に必要なのは「自分の欲(数字出したい、給料上げたい)」ではなく「相手の欲(課題や悩み)」を満たす事/創り出す事。その先に結果的に数字が付いてくる。社会人となる際に多くの人がこの事実を理解しないまま、働いてしまうから”社会人の愚痴”が存在する。まずは当然の思考を早くから掴む環境がベンチャー企業。
ベンチャー企業自体が「成長しなければいけない」のは、利益を追求する事でお取引企業様、従業員、社会への還元ができるから。そのスピード感を早める為にも、実力主義という制度の下、社員一人ひとりの当事者意識が絶対的に必要で、その意識と、意識からくる行動は大手企業にいたらなかなか考えられないところまで思考を凝らすことになるため、成長していく。
要は、仕事をする上での思考を凝らすレベルが格段に違うということ。
いや~~、長かった。
それではわかりやすく解説していきます!
【前提知識】日本は資本主義国家
ここではベンチャーが成長できる理由ではなく「働くとは」「株式会社」など前提知識をまずはおさらいします。
まず、何かあなたが営業をするとたら“商材理解”しますよね。商品の事を知らないとお客様にも伝えられません。服屋に行って素材や着こなしについて聞いたのに「分からないです」なんて店員さんいたらあら大変。
これと同じで就職活動でも自分の事を理解していないと面接官に伝える事ができません。
まずは転職活動においての自分理解の前に
●人間なら人間の事を理解する
●会社に属するならその仕組みを理解する
これだけでやるべき事やキャリアイメージの解像度は上がります。
ここでは働くとは?について解説します。
まず、日本は「資本主義」という制度の下、経済活動をしています。
簡単に説明すると「国の経済力を上げる/サービスの質を高めるために自由競争してください~」という制度です。(略しすぎスミマセン)
ですので「どんな仕事をしたいのかなあ」というよくある答えのない問いの解を求めようとする人は多いですが少し株式会社の方向性とはずれてるのです。
就職活動において「●●業界に従事したい!」「他者貢献」という綺麗なキーワードも思い浮かぶかもしれません。それは先輩が使っているからor説明会でキラキラしか見せない企業の言葉を引用しているからでしょう。
しかし現実としてどの企業も“利益追求”である事は間違いありません。
と思う人は日本の全株式会社を否定する形になるので就職せずにボランティア活動で一生を終えることをお勧めしますm(__)m
GDPという言葉がある通り、国も株式会社の利益追求に拍車をかけています。
※もちろん、ただ儲けろ!というものではなく資本を創っていくベースには【第一に社会、お客様、社員への価値提供を考え】【資本をもったその先に雇用および、従業員の自己実現や社会貢献】がどの企業もコミットしているはず。そして、それが先に伝えたサービス向上へとつながります。
資本(利益)は求めるのだが、先行するのは価値提供である事。
難しいですが「見返りを求めてもロクな事ありません」でもあった通り、忘れてはいけないポイントです。
さて
社会貢献、一人でも多くの顧客貢献
社員への給与・福利厚生などで還元
を実現したいと思っている法人は、そもそも資本を生んでいかなければ会社を永続させられません。
資本がなければ多くの人へ貢献ができないからです。
ですので最初の問い「働くとは・仕事とは」の答えは【利益(成果)を出す事】です。よく自分の成果を棚に上げて自分は頑張ってるのに~。本当は●●したいのに~という人が存在しますがそもそも社会人として成果を出すことが大事な理由を落とし込めていない人です。
そのような人にはならないように気を付けましょう。
株式会社はこのような背景から企業ごとにミッションは違うが【社会貢献】として会社を存在させています。(起業の動機が「稼ぎたい」であるかもしれませんが「人の欲求」という観点から多くの経営者は「他者貢献」のことばかり考えています。)
そして資本が重要なのでその過程で社会人では結果を求められます。それを「負荷」と感じる人もいますが、負荷と感じてしまうのは「その背景を理解しきれていない」なども要因であるため、これから社会人になっていく希望ある20代の方々にはこの現実を理解してもらいたく、解説しました。
会社は利益を求めているものだ。だから「仕事が大変」は当然。
これを乗り越えられない人は実はけっこう存在する。だからまずはここの理解をしてもらいました!
それでは次頁「ベンチャーが成長できる理由」について
企業の成長サイクル
皆さん耳にしたことがある「企業の成長サイクル」を用いて解説します。
「導入期」「成長期」「成熟期」「安定期」というものですね。
↓↓↓
この状態に突入していると急成長させるのは難易度が高めです。年間10〇%増と徐々に微増したりしていく仕事。
しかし成熟・安定しているため資本が桁違いで、福利厚生がありそれを魅力に感じる人が集まります。
ですが既に成長期は過ぎているので会社に革命は起きにくいです。(すでに起きて成長出来てる為)よって、早く役職に就きたい!給料あげたい!といってもなかなか実現しなかったり先人を越えなければいけないという高いハードルも準備されています。
もうお分かりの通り、会社に劇的な変化をもたらす可能性があります。それが自分になる事も。
その結果、役職や給与などが付いてくる事もあります。
しかし、再三伝えている成長過程で大変な事、失敗は多いです。
その失敗を「自己成長」や「次はどうしよう」とポジティブに捉えて仕事に臨めるなら間違いなく良い経験でキャリアUPのスピード感も上がる事でしょう。
給与も「信頼の現金化」ですので成長期・立ち上げ時期の会社貢献が、成長期を抜け、成熟期・安定期に近づいた時「立ち上げ大変だったのにありがとう」と会社に感謝されるのはなんとなく想像できると思います。※ただ会社にいればよいというわけではない
資本主義×成長期
結果が重要で、その結果を求める理由についてもご理解いただけたでしょうか。
資本主義における株式会社は利益追求集団である。その利益が多くの人に還元できるものだから。また、その実現の為に成長期に位置するベンチャー企業は思考・仕事への取組みレベルが大手よりも求められる為、成長できる。という事
・・・
とはいえ皆生活するために「給料はあげたい」「出世したい」が本音だと思います。
これに対しての回答ですが、大手企業よりも資本がまだまだのベンチャー企業が成長期途中に、従業員に還元するぜ~~と出血大サービスをするとどうでしょう!?
一時的な喜びはあるかもしれませんが成長期から抜け出せない、成長がむしろ鈍化してしまう可能性が高まります。その鈍化は会社としても悲惨ですし、お取引企業様、社会、従業員どの方面においても還元ができにくくなります。
「ソーシャルネットワーク」というFaceBookができた物語を実写化した映画でも「100万ドルの企業価値で満足するな、10億ドルを目指せ」というシーンがあります。短命な利益をとるなということですね。
会社は冷酷だと感じた方…
意外とそうでもないと理解できたでしょうか。
物事には順序があり、タイミングもあります。それを理解せずに批評で終わらせてしまっていた人は今一度考えてみてほしいです。
人が負荷のかかる時に成長できるのと同じで
会社も成長している分、あらゆる負荷を感じています。
その負荷は経営層が一斉に受けている事が多く、現場にいる人だとなかなか見えにくいものです。
毎月の収支計算や分析
クライアントとの折衝
各部門/責任者との経営状況の把握
将来的なリスクマネジメント
各現場での問題対応
上記の施策の検証が各現場で同時並行で進んでいる。
売上や会社が負の状況であれば毎月の支払や外部からの圧迫を経営層は抱えている
などなど・・・
おそらく従業員、顧客を守る「責任」がなければすべての業務をする事は不可能・・・
法人という人も”悩み”を我々と全く同じように感じます。
ベンチャーを志望する方は、失敗を繰り返しながらも是非、“会社と一緒に成長する”という感覚が大事でそのマインドは間違いなく大手企業にいると考えられない次元のマインドで、そのマインドが行動を生み、成長につながります。
↓会社成長が自己成長につながる仕組み↓
画像のように会社成長するということは自分の利益(従業員還元)に繋がったり、市場価値における経験(新ビジネス創出や、既存ビジネス成長を遂げることで自身の経験できる仕事が増える。雇用創出ということはマネジメント経験ができる確率が高まる)というわけです。
ベンチャーが成長できる理由「実力主義」
かなり現実的な内容をお伝えしてきました。ここでは、ベンチャー企業が成長するために何をしているのか。
代表的なのが「実力主義」
会社も、成長していきたいと思っています。
負荷を感じながらも人と同じように法人も成長活動をしている。
+
多くの夢をもった若者がいる当社は成長しなければいけない。です。
「そのためには入社順に昇格する」なんて呑気な事言ってられません。
昇格などの基準も実力主義とすることで、モチベーションにも繋がり、組織の数字が上がりやすいのは容易に想像できると思います。
そして、それが他者貢献へのスピード感の向上を実現するので「実力主義」を多くの企業が起用するのは理にかなっています。
これらの理由から、ベンチャー企業で働くという事は
当事者意識が高ければ高いほど学歴、職歴などは一切関係なく日々の行動も総じて、役職や成長というチャンスが転がっている。会社も利益追求集団であるから仲間と認定した社員であれば社歴など関係なく応援するということです。
故にベンチャー企業で
会社・事業部が良くなるよう一心不乱に努力でき、成果を出す事ができると、知らぬ間に他社へ行った同期と差がついています。
成長できて当たり前。
しかし成長の目的なく「他の人より成長できそう~」とか軽い気持ちで来てしまうと、失敗します。
学生でも将来ビジョンをがちがちに固められている人もいますし、必ずベンチャーでやり遂げると”やり遂げられる根拠をもって決断してる人”もいます。何となくで来てしまうと温度差が出るのは当然。
もしこの文章を読んでみて少しでもワクワクや心に変化を感じた人は是非、目的をもってベンチャーを志望してみてはいかがでしょうか!?
さいごに
よく聞く「ブラック企業」そんな会社でも在職する人はいますよね。なぜか考えてみました。
・・・
PANDAさんの一刀両断~
そうです。
これはその人の主観であって、あなたが当てはまるとは限らないのです。
そしておそらく、その人達は自社をブラック企業だと感じていない「会社に価値を感じている」可能性が高いからです。
成長を望んでいない人は、ベンチャーでがりがり仕事頑張る事を求められるとブラックと感じます。
本当に価値観や臨んでる姿勢で変わってきます。
また、「ブラック企業だ!」
と批評家気取っている人ほど大概成果を出していなかったり自分を正当化したいがために「外へベクトルを向けます」(自分は悪くない!というように)
自分の想い通りに行かない時、人はその物事を受け入れたくないもの。自己正当化といいます。
これは人間の防衛反応(生まれつきもったもの)が作用しているので抵抗するには大変ですが、この「ベクトルが自分に向いているか、外に向いているか」が今後キャリアを形成していく20.30代の人は特に重要です。
(40代では、時すでに遅し)
情報を鵜のみにするだけでなく「どこからの情報か」や「Why」その情報があるのか。を考えた上で情報とは触れ合っていきましょう。間違えた情報の受け取り方は誤った理解(認識)を生み、間違った方向性の努力を重ねて大事な大事な時間を失います。
※参照:「情報の捉え方」
人生の土台(人格や自分の癖)を決めるのは20代の10年間がベースとなります。
ここに着目できる、そしてしっかり受け入れようとすることで30代以降になったときかなり違いが生まれるはずです。
とはいえ価値観なので20代は遊んで30代から頑張る!でも良いと思います。
(たいがいそういう人は30代になってもやりませんが)
少し長文かつ、目に悪い記事となりましたが、しっかり腑に落とした状態で仕事・就活に向き合いましょう。
くれぐれも一回読んで、「これはこう」という判断ではなく“腑に落とす”という感覚で是非また当ページへ訪問していただけることを祈って終わりとします!
さあ、人生のベース期間
あなたはどう過ごす。