50名組織、5年目の責任者が次世代に託す組織と思いとは
CONSCIENCEで働くにあたり必要なこと、それは自らリーダーシップを取り、挑戦を続けることです。現在50名事業のトップを務めながらも6年目となる2024年4月には新たに営業コンサルティング事業の立ち上げへのキャリアアップを予定しており、現状維持ではなく新規事業の立ち上げへの選択をした中里さんの価値観を深堀りました。
◆中里(Nakazato)/パラリーガル事業部 事業責任者
2019年新卒入社。「死に際に後悔をしない選択」と変わった軸で就職活動を行い、“何をするかより誰とするか”を体現するかのように「入社前まで何の仕事をするか分かっていませんでした」と説明会や面接、内定後面談のなかで出会った「人」でCONSCIENCEを選択。コロナ禍で事業変化が激しいさなか入社し入社後は訪問営業や、電話営業などインフラ関連の営業を経験。2年目にはチームリーダーとして約60名組織のマネジメントを経験し、3年目にはパラリーガル事業部(士業業界の営業コンサルティング)新規チーム立上に従事。立上後、現在のパラリーガル事業部日本橋オフィスへ異動し、約50名の事業責任者を務める。
Contents
入社5年で3事業、4部署の経験。しくじりと成功もした組織づくり。
ーまずはこれまでのキャリアについて教えてください。
CONSCIENCE自体が営業会社からコンサル会社に変わっていく過程でしたので、非常に様々な経験をさせてもらいました。入社時はまだ営業職として採用活動も行っていたので主に個人の営業活動への従事からスタートし、個人成果を最大化することや顧客への満足度向上に努めた一年目でした。「とにかく営業力」でしたね。その成果もあってか二年目には大きなチームを見る立場を経験させていただいたり、三年目には新規部門の立上げなど自分の中でも想定していないスピード感で様々なチャレンジができていたと思います。しかし、自分のちょっとした綻びによってクライアントに迷惑をかけてしまう場面などもあり、正直3年目くらいまではしくじりも多いリーダー経験だったと思います。
そんな失敗をした自分に対しても、4年目に現在の部署を任せて頂き自分としては再トライの気持ちで取り組んだ組織づくりが現在かなというイメージです。
ー“しくじり”について教えてください
簡単に言うとクライアント交渉の失敗ですね。コンサルティング事業従事に当たり、営業活動にも従事するのですが、部門を見る立場として日々クライアントとのミーティングやディスカッションなど細かい交渉を行っていきます。そのなかで自分の不手際があり、クライアントに思わぬ印象を与えてしまい、それが事業にちょっとしたダメージを与えてたことがありました。社長にも迷惑をかけてしまうまで発展した事案で、要因は自身の立ち回りにあったと思っています。営業力や課題解決能力などスキルだけがクライアント支援、事業に必要と考えられがちですが、結局事業に従事するのも人ですので、能力的なレベルアップだけではなく、常にクライアントから見られている。という日々の発言まで細かい動きへの意識不足を気付かされました。
ーその後の大きな部門の責任者を務めるとなったとき、不安などはなかったですか?
全くなかったですね。それまで立上げやチームリーダーの経験はできていたのでこれまで通りやりながら、プラスアルファしくじった部分をいかに次に活かし成果につなげるかという事を考えていたので、むしろ楽しみの方が勝っていました。一年目に営業力を培ったこともあり、しくじった部分でもある立ち回りやどのように物事を進めていけばよいのかは体感的に得ることが出来ていたとも思うので、リーダーの経験だけでなく個人としての営業経験も一種の自信となっていました。
異動(新規事業立上げ)までの経緯と想い
ー今年春には異動を予定しています、その経緯について聞かせてください。
はい。ジョブローテーション制度というのが当社にはあると思いますが、昨年できたばかりの制度ということで自分は制度対象外の年代だったんです。そのなか役員の方から「特別選抜ジョブローテーション」というのが全社員向けに発表されました。要は、社内公募のような形で、制度対象外の自分でも異動にチャレンジできるというものでした。これまで大きな部門を見ていてかつ今見ている後輩にも思い入れもすごく強かったのでどうしようかと一瞬考えましたが、チャレンジしようと思い応募し面談などを通じて選んでいただけました。
ー応募に踏み切った想いはどんなものがあったのですか?
一言でいうなら「もっと社会にも会社にも貢献していきたい」「会社の基盤事業を創りたい」という事です。「異動」というよりは「新規事業の立ち上げ」に従事することが決まっているので、会社としてより社会に与えるインパクトが大きな事業を作り、そして立ち上げから組織を拡大し30人、50人など多くの人材が在籍する主幹事業を0からつくりたいと考えています。パラリーガル事業部では、チームの立ち上げに従事はしたものの完全に0からの立ち上げではありませんでした。事業開発経験という側面から、この6年目を迎えるタイミングで挑戦をしたいと考え、踏み切りました。
ー応募に躊躇はなかったのですか
感情としては今の組織に思い入れがありましたが、あまり躊躇はなかったです。むしろ、今の拠点に来てから「自分は早く抜けないといけない」と思いながら仕事をしていました。2.3年目くらいまでは「トップにいる。よっしゃ」というような感覚はあったのですが本質的に責任者を務めるにあたり大事なのはやりたいから責任者をやるというよりは、責任やそこに見合った行動が取れるかどうかが大事だと気づいたんです。その観点からいくと、確かに自分は責任をおったり行動をとることはできるかもしれないですが、それをもっと後輩のメンバーが出来るようにする。そのほうが後輩や会社全体の前進に繋がるなと感じたんです。自分自身若手のときは「トップが居座ることは邪魔だな」と思っていたこともあり、いかに後輩へバトンを引き継げるか考えるようになっていたので“ついに来た”という感じです。
ー今は業務を引き継いている最中だと思います、後輩の皆さんにどんな思いがありますか?
自分が「責任者として」という点で大事にしていることは、「常に自分が成長していく」という事です。先ほども言ったような、トップに居座らない、自分が1番成長意欲をもち続けることが「責任」だと思っています。マネジメントというと自分は管理してメンバーに仕事を任せる。というイメージを持たれたり確かにそうなのですが、あまりそのような上下関係みたいなのはないと思っていて、あくまで同じ目線で、自分も学び続ける。自分がタフにやり続ける。これが結果的に自発的で成長意欲の高い組織を創る事に繋がると考えています。ですので、今後組織を引っ張るリーダーがCONSCIENCE全体から沢山生まれるかと思いますが、「自分が一番学び、一番成長する」という事をリーダー陣は一番大切にしてほしいと思います。
3年目、4年目にかかる50名組織の重圧と思いとは
ー次にバトンを引き継ぐ三名にお伺いします。中里さんの異動が決定したときの感想を聞かせてください。
次の組織運営を担う三名、左から石橋(新卒4年目)、岩田(新卒3年目)、折本(新卒3年目)
折本)正直前から言っていたことでしたので驚きはありませんでした。ただ不安は大きかったですね。数字は岩田さんや石橋さんが主に担ってくださっているところで、自分は主にピープルマネジメントなど組織全体の「人」を見ていこうと役割としては感じています、まだまだ中里さんから学ぶことは多く不安に感じている部分はあったんですが、中里さんがよくおっしゃられる「まずやってみな」精神で失敗を恐れずやっていくだけだなと感じています。
岩田)正直嬉しかったです。自分のチャンスでもあるという感覚と共に、より大きな経験をしてやろうというのが最初の想いです。ただ現実に目を向けると、中里さんと自分にはスキル的な部分もそうですし世の中の情勢への詳しさなど知識面でも中里さんには及ばない部分が多々あると思っています。中里さん世代である2019年新卒で事業責任者を務める方は多いですが2021年卒はまだチームリーダーくらいが多い段階ですので、2021年度新卒でもやれるんだという事をしっかり証明していこうと考えています。
ー今後の組織をどのようにしていきたいか、教えてください。
石橋)二つあります。一つが「パフォーマンスを上げ続けられる組織創り」もう一つが「それを“全員”でする事」です。現在はどちらかというとリーダーが牽引する文化もあるなと考えていますので、もちろんリーダー陣が責任をおって行動し続けるという事を前提に、一年目だろうが、一か月目だろうが、ポジティブで全員が役割や責任を強く感じられる組織にしていきたいと考えています。
折本)私は、「みんながなりたい姿になれる場所」にしていくことです。営業コンサルという観点から、クライアント様への貢献は絶対条件としながらも自己実現できる場にしていきたいです。皆、コンサルティングをするためにCONSCIENCEに入っているわけではないと思うんです。社員一人ひとりそれぞれがなりたい姿や未来を描いて入社していると思いますし、自分もそうです。その手段やプロセスに今この場所と役割、責任があると思っています。そのなりたい自分を実現でき、組織や会社に愛着を持つことができる。そんな組織にしていきたいです。
岩田)自分は「皆が楽しめる、会社の基盤組織創り」ですね。すでにパラリーガル事業部は会社の主軸事業にはなっているかと思いますがジョブローテーション制度なども活発になってきている今「あの組織の人、みんな優秀じゃない?」そんな風に周りから言われるようなスキルアップや経験を培える場所にもしたいと考えています。また、忙しかったり、難しい壁は多いと思いますが「たのしむ」ことは仕事で一番大事だと思っているので、「常に志(たのし)め」にあやかって、楽しい組織にしていきたいです。
ー最後に中里さん、後輩の想いを聞いて最後に一言お願いいたします。
本当に自分が思っていることをそのまま言ってくれたので言う事はありません。岩田の「うれしかった」くらいの気概は新卒3.4年目くらいまでの年代であれば全員持っていてほしいので、良かったです。
正直自分は、組織でこの三人はじめ、いろいろなリーダー陣に助けられています。自分の力というより周りの協力あってのものです。親心っぽくなりますが、他の部門以上に自分の組織は優秀なのメンバーが多く助けられてるんです。家族のようにやらさせてもらってきたなと感謝の方が大きいので、この助け合いの組織文化を持ちながら今日言ってくれたそれぞれの理想の組織を実現させてほしいなと。それに尽きます。
あなたの次のチャレンジは何ですか?
求職者の皆さんに伝えたい事、それはCONSCIENCEでは挑戦の連続を大切にしているということ。組織上、昇格したメンバーは自分のポジションを守る事に必死になったり、上に上がってこようとする後輩を押し付けるなんてことも往々にしてあります。しかしCONSCIENCEでは、「20代で得る経験資産は一生のものになる」と考え、自発的かつ積極的な社員には特にチャレンジを後押しする会社です。
失敗してもまたチャレンジすればよい。失敗がダメなのではなく失敗を恐れて行動しない事や失敗から何かを学ぼうとしない事です。そんな挑戦と失敗の連続は間違いなく皆さんのキャリアにとって資産となります。そんな挑戦の連続を得て自身の理想のキャリアを描きたいと思い方にとってはCONSCIENCEは最高の環境となりえます。